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7月, 2013の投稿を表示しています

第2回 3Dコピー(真空注型)

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今回は3Dコピーの第2回目ですが、前回はスマホカバーを使って工程を説明しますという ところまででした。 3Dコピーするにはどうするのか。 通常、量産するためには金型を作る必要があります。 金型が完成すると、そこから同じ製品をたくさん作ることができるのは理解できると思います。 3Dコピー(真空注型)では、元になるスマホカバーをシリコンゴムを使って型取りを行ないます。 今回は元になるものがスマホカバーですが、これを マスターモデル と通常表現します。   マスターモデル シリコンゴムで型取りしますが、次はこのイメージができないかもしれません。 簡単に説明すると、液体状態のシリコンゴムの中にこのマスターモデルを沈めて固めます。 これを型取りといいます。 マスターモデルをシリコンゴムの中に沈めて固まると下の2枚の写真のようになります。 シリコンゴムが半透明であるため、マスターモデルが中にあるのがわかると思います。 次回は、この型取りの工程、どのようにして型取りをしたのかをご説明します。 Facebookも更新しています

第1回 3Dコピー(真空注型)

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3Dプリンターというコトバが一般的に最近よく知れ渡っています。 弊社でも3Dプリンターを使用した試作は行なっておりますが、今回ご紹介するのは 3Dコピーという技術です。 3Dコピーとは耳慣れないコトバかもしれませんが、これは昔からあるもので真空注型のことを あらわしています。 真空注型(真空注入成型)と説明しても、ご存じなければ全くイメージできないと思います。 ですからコトバを変えて『3Dコピー』と表現して、少しでもイメージしていただけるように 複数回にわたり紹介していきます。 どういったものか、どういう工程で作られていくのかを写真とともにご案内していく予定です。 実際に依頼いただいた試作品を載せることはできませんので、身近なものでわかりやすい もので説明していきます。 サンプルとして選んだのは写真のスマホカバーです。 アルミ製のこのカバーを使って実際に3Dコピーしていく工程を説明していきます。 回は、ここまでです。 Facebookも更新しています

セキュリティ強化

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試作という開発の初期段階のお手伝いをしていることからセキュリティには 十分注意をしています。 情報漏洩というセキュリティはもちろん、誰でも会社内に入れないような仕組みに なっておりセキュリティキーがないと工場内には入れません。 そんな環境ですが、この度さらにセキュリティレベルを強化するために防犯カメラの 設置を行ないました。 侵入者があれば警備会社がけつけるのは以前から導入していますが、その予防にも なりえる防犯カメラを設置。 過去に夜中に不法投棄や消化器の盗難を経験しておりますから、これでより安全な 体制が整うことになります お客様が安心していただける環境で満足していただける製品を提供できるように 日々改善を考えております。 エムズコーポレーションでは、 Facebookページ も立ち上げております。 最新の情報はこちらで更新しております。 もしよろしければ、いいね!をクリックしてください。 現在、まだ Facebookページ についてご存じない方が多いと思います。 少しでもエムズコーポレーションについて知っていただけるように更新しています。 100のいいね!を目指して現在更新中です。 Facebookも更新しています。

展示会の製品サンプル

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はじめての展示会で出展したオリジナルの製品サンプルについて紹介します。 弊社の特徴をあらわすことができないか、そんなことを考えてサンプルづくりがスタートしました。 特徴とはなんだ。 技術力をあらわすには複雑な形状のものを作ればいいのかもしれません。 ただ、それは加工者側の目線であり、こちらの想いを100%伝わるものかと考えてみると おそらくミスマッチが生まれてくるだろう。 玄人好みするのもひとつのアピールにはなります。 広く浅くというのが適切かわかりませんが、『あらゆる人をターゲットに』をコンセプトにして 実際に作るアイテムを考えはじめました。 とてもわかりやすいものであれば、スマートフォンのカバーなどがいいのではないかという意見も ありました。 本物志向の人がアルミの削りだしのスマートフォンカバーを購入されていますから、弊社の オリジナルで素材もアルミ以外の非鉄金属で加工すれば、わかりやすい製品サンプルになります。 しかし、今回はこのアイデアは採用されずに別のものが急浮上しました。 それが、こちらの 観覧車 です。 観覧車という誰もが知っているであろうものだと加工のことを知らない人でも、ご覧になって それが何であるかがわかると思います。その中で、特徴をあらわしました。 その特徴として注目いただきたいのはゴンドラ部分です。 ゴンドラは、見た目の色が写真でも異なるのがわかると思います。 これはなぜかと言いますと、ひとつひとつのゴンドラの素材のちがいです。 弊社では、あらゆる素材のものを切削加工しておりますので、それをみなさまにお伝えしたいと 考えました。わずか8種類ですが、最近お問い合わせの多い素材で8種類の素材を用意しました。 展示会では、その素材のちがいを見た目で少しご理解いただけたかもしれませんが、実際に 手にとって見ていただければ、さらにもっとそのちがいがハッキリします。 素材により比重が異なるため、同じ形状でも重さが異なります。 ステンレスや鉄(S45C)のゴンドラはいちばん重く、非鉄金属でもっとも軽量であるのは マグネシウム、透明品はアクリルとPC(ポリカーボネート)をご用意して透明感のちがいを 表現していました。