展示会の製品サンプル

はじめての展示会で出展したオリジナルの製品サンプルについて紹介します。

弊社の特徴をあらわすことができないか、そんなことを考えてサンプルづくりがスタートしました。

特徴とはなんだ。

技術力をあらわすには複雑な形状のものを作ればいいのかもしれません。
ただ、それは加工者側の目線であり、こちらの想いを100%伝わるものかと考えてみると
おそらくミスマッチが生まれてくるだろう。

玄人好みするのもひとつのアピールにはなります。

広く浅くというのが適切かわかりませんが、『あらゆる人をターゲットに』をコンセプトにして
実際に作るアイテムを考えはじめました。

とてもわかりやすいものであれば、スマートフォンのカバーなどがいいのではないかという意見も
ありました。
本物志向の人がアルミの削りだしのスマートフォンカバーを購入されていますから、弊社の
オリジナルで素材もアルミ以外の非鉄金属で加工すれば、わかりやすい製品サンプルになります。

しかし、今回はこのアイデアは採用されずに別のものが急浮上しました。


それが、こちらの観覧車です。



観覧車という誰もが知っているであろうものだと加工のことを知らない人でも、ご覧になって
それが何であるかがわかると思います。その中で、特徴をあらわしました。

その特徴として注目いただきたいのはゴンドラ部分です。

ゴンドラは、見た目の色が写真でも異なるのがわかると思います。
これはなぜかと言いますと、ひとつひとつのゴンドラの素材のちがいです。

弊社では、あらゆる素材のものを切削加工しておりますので、それをみなさまにお伝えしたいと
考えました。わずか8種類ですが、最近お問い合わせの多い素材で8種類の素材を用意しました。

展示会では、その素材のちがいを見た目で少しご理解いただけたかもしれませんが、実際に
手にとって見ていただければ、さらにもっとそのちがいがハッキリします。

素材により比重が異なるため、同じ形状でも重さが異なります。

ステンレスや鉄(S45C)のゴンドラはいちばん重く、非鉄金属でもっとも軽量であるのは
マグネシウム、透明品はアクリルとPC(ポリカーボネート)をご用意して透明感のちがいを
表現していました。


AZ91(マグネシウム)のゴンドラ



ちなみにこの展示会でご用意した8種類の素材は、非鉄金属ではAZ91(マグネシウム)と
ADC12(アルミダイカスト材)、鉄(炭素鋼)ではS45CにステンレスはSUS303、樹脂は4種類で
ABSとPC(ポリカーボネート)、POM、アクリルでした。

最近、問い合わせの多いものがひとつご用意できなかったのが、ZDC2(亜鉛ダイカスト材)。
これは、これから展示会に出展していきますので今後の素材のラインナップに入る予定です。

まだ、次に出展する展示会は未定ですが、この製品サンプルは本社に展示しておりますので
ご来社いただければ、いつでもご覧いただくことができます。


ADC12(アルミダイカスト)、ZDC2(亜鉛ダイカスト)、マグネシウム(AZ31、AZ91)は現在、
積極的にお取扱いをしております。
他にもこんな素材はできないのかというご相談もお待ちしております。


試作したい、そんなご要望をエムズコーポレーションはお待ちしております。




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